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昭和56年式クラウン(MS112) ワンオフマフラー製作


MS112型クラウンのマフラー製作をご紹介します。
車両はフルオリジナルですが、マフラーの劣化による排気漏れのためこのままでは車検に通らない状態です。
純正部品も入手不可のため、純正に近い仕様のオールステンレス製マフラーの製作をご依頼いただきました。
 
 

作業に取り掛かります。
リフトアップして排気漏れしている箇所やサイレンサー寸法等の確認をします。
 
 

サイレンサー(リア部)
 
 

この年代の純正マフラーはスチール製のため、経年劣化と共に錆びて穴が開き、排気漏れします。
 
 

サイレンサー(センター部)
カバーが付いているためこのままだと内部の状態が確認出来ませんが、こちらも排気漏れしています。
 
 

触媒は問題無さそうですが、作業の際に脱着するので後ほど内部を見てみます。
 
 

ここはエキマニとフロントパイプの接続部です。
液体ガスケットを塗った形跡があるので、取り外して確認します。
 
 

テールエンド部
オーナー様からの希望で、この純正マフラーカッターだけは再利用したいとの事でした。
車両から取り外す前に、前後方向の位置・バンパーとの間隔・横から見た時の角度を控えておきます。
 
 

センターとリアを取り外しました。
旧車はボルトナットが錆びて固着しているケースが多いので、取り外しもなかなか大変です。
 
 

サイレンサー(リア部)の排気漏れ箇所。他にも複数有り。
 
 

サイレンサー(センター部)の排気漏れ箇所。他にも複数有り。
 
 

フロントパイプと触媒も取り外してチェックします。
 
 

フロントパイプのエンジン側フランジは、若干排気漏れしていました。
 
 

溶接修理後。その他の部分は特に問題無かったので、今回は新規製作せずに車両へ装着します。
 
 

取り外した純正マフラーカッター
 
 

カバー部分は研磨し、差込部分は錆を落としてから黒く塗装。
 
 

採寸した寸法を元に、センターとリアのサイレンサーを製作。
純正同等レベルの静音仕様にするため、ストレート構造ではなく隔壁構造としました。
 
 

センターパイプ&リアマフラー完成!
 
 

排気音は純正もしくは純正以下と言って良いと思います。
全く排気音は聞こえません!
 
 

マフラーカッターも純正と同じ位置関係になるように製作しました。
 
 

K様ご依頼ありがとうございました。
 
 
お問い合わせはこちらから
 

“昭和56年式クラウン(MS112) ワンオフマフラー製作” への2件のフィードバック

  1. モアイ より:

    早速掲載ありがとうございます。
    遠い昔に聞いた新車時のサウンドが帰ってきました!!
    高速100km付近は純正よりも静かです。
    以前あった「詰まり感」もなくパワーも上がり快適に流せます。
    当時の技術では作れなかったマフラーが手に入り、レストアへのモチベーションが上がりました。
    大事に乗ります!!

    • EXART より:

      この度はご依頼いただきありがとうございました(^^
      ステンレス製ですので永くお使いいただけると思います。
      また機会がありましたら宜しくお願い致します。